人生のなかにはさまざまな困難がつきものといえますが、このような困難に立ち向かう意志を育んだり、不安を払拭したりするための手段として、かつての日本人は仏教をはじめとする宗教に救いを求めてきました。

科学万能といわれる現代にあっては、さすがに日常的に信仰を意識することはなくなってしまっています。

そうはいっても正月になれば初詣に出かけ、彼岸には墓参りをし、身近な神社仏閣があれば自然に手を合わせるというのは、まさしく昔の人々にも通じる信仰心のあらわれということができるでしょう。

人生の困難は昔も今も変わるところがありませんし、むしろ社会が複雑化しているなかで、ささいなことでも心理的に何らかのサポートを求めたくなるシーンは多くなっているおそれもあります。

こうしたなかにあって、伝統的な神社仏閣での祈祷を受けることは、心を落ち着けて困難を克服する上での有力な手段になることがあります。

もしも同じく祈祷を受けるのであれば、昔からの由緒ある寺院を探してみるのもよいでしょう。

山形県の寒河江市にある長岡観音長念寺は、寒河江城主の祈願所として開基され、最上三十三観音霊場の札所にもなっている由緒ある寺院です。

交通安全や厄除け・安産祈願などの多様な祈祷を受け付けており、時間帯が合えば当日に申し込みをすることも可能となっています。

毎年恒例の大般若会のように、僧侶や地域の檀家も総出で行われるような特別な行事の際にも申し込みができ、檀家以外の一般の人でも受け付けてもらえます。