宮城の樹木葬が注目を集める理由とは

最近、葬送の形として従来の墓石ではなく、樹木を墓標とする樹木葬が注目されるようになってきています。

冷たくて重たいイメージのある石の下ではなく、より自然に近い形で土に下で眠ることができる、そのようなイメージが人気となっているのかもしれません。

人間も自然の一部なのだから死んだらまた自然に還れば良い、そのような考える人が増えてきているのでしょう。

この樹木葬はつい最近出てきた新しい埋葬方法と考えている人も多いと思いますが、調べてみると実は日本で初めて行われたのは1999年と、今から20年近くも前のことでした。

岩手県一関市の大慈山祥雲寺(現長倉山知勝院)において、栗駒山山麓に埋葬されたのが始まりだそうです。

その後、雑誌やテレビなどでも取り上げられるようになり、関心と注目が集まるようになってきたようです。

同じ東北の宮城県にある禅興寺でも、この樹木葬を執り行うことができます。

宗教宗派を問わず誰でも希望する人は行うことができるようです。

公園タイプではなく里山タイプで、美しい自然豊かな森の中に遺骨を埋葬することができます。

その上に、墓標となる木や花々を飾ると良いでしょう。

故人が好きだった樹木があればそれを植樹するのも良いですし、その森にあった樹木を選んでもらうのも良いでしょう。

費用は35万円と全国的な相場と比較しても良心的です。

美しい自然の中で安らかに眠ることができるというのは、実はとても幸せなことなのかもしれません。